運営:金印倶楽部(旧ふくおか新遊民倶楽部)


「国宝・金印レプリカ」「金印BOX」贈呈式 in 玉川小学校

金印は1784年2月23日に福岡市の志賀島で発見されました。2月23日は金印発見記念日、毎年金印レプリカ贈呈式が開催されています。今年は前日の22日に、福岡市南区の玉川小学校で開催されました。

金印倶楽部の田邊皓俊金印大使のご挨拶。
小学校に国宝金印レプリカを贈る「小さな博物館運動」は16年続いています。次の時代を担う小学生の皆さんは、歴史を学びたくましく、賢く成長してください。
舞台中央の大きな「金印パッチワーク」は、日中国交正常化20周年記念に製作され、中国北京の人民大会堂にも掲げられました。今日のように、交流の歴史を多くの場所で築いてきました。

福福岡出身の講談師 神田紅さんが登場。5年生117名の皆さんと、金印について少しお勉強します。紅さんが皆さんに質問、「志賀島で発見された金印は、西暦57年に中国から卑弥呼がもらった金印でしょうか?」・・・答えは×。金印の印面に彫られている漢字は『漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)』と読むことや、西暦239年に卑弥呼に贈られたという金印『親魏倭王(しんぎわおう)』がまだ見つかっていないことも知りました。

それでは講談「国宝 金印物語」のはじまり〜。
講談を初めて聞く皆さんにわかりやすいように、紙芝居講談でご披露いたします。金印を志賀島で発見した甚兵衛さん役は、福岡紅塾の精鋭!金印亭紅梅さんが務めます。

金印発見にはいろいろな謎があることを知りました。皆でいろんなことを想像し考えると歴史が楽しくなります。

金印レプリカを展示する「金印BOX」が、公益社団法人 福岡中部法人会・林孝行副会長より濱村壽治校長へ贈られました。中の金印レプリカは純銀製(表面は24金仕上げ)です。全校児童の皆さんがいつでも見られる小さな博物館です

いよいよ5年生3クラス代表の児童に、公益社団法人 福岡中部法人会・國房博躬専務理事、金印倶楽部・田邊皓俊金印大使、坂口英治金印大使よりそれぞれ金印レプリカ(合金製・表面は24金仕上げ)が贈られます。

金印について、金印倶楽部・権藤宣威金印大使のお話です。

国宝金印は純金製、一辺2.3センチ、重さ108.7グラム、紐(つまみ)が蛇をかたどっています。金印レプリカは65グラム、大きさはほぼ同じです。
弥生時代に最も栄えた国のひとつで福岡平野にあった奴国の王が、後漢の都に使節を派遣し、光武帝から贈られたのが金印です。1784年2月23日に志賀島で発見され、黒田家の家宝となり、1954年に国宝に指定されました。東京の国立博物館に保管されていましたが、昭和54年、黒田家から福岡市に寄贈され、現在、福岡市博物館で一般公開されています。
皆さんもぜひ見に行ってください。

西暦57年、私達の先祖は船で中国を訪ね、友好の証として「金印」を贈られました。2千年前の中国への船旅は、宇宙へのロケットの旅と同じように困難で、そして雄大なことでした。大冒険を成し遂げた先人のチャレンジ精神と、壮大な交流の歴史を伝えてくれる「金印」は小さな博物館です。次の時代を担う小学生の皆さんが、困難を乗り越え未来に羽ばたくチャレンジ精神を育くみ、大きくたくましく成長してほしいと願いを込めて金印レプリカを贈ります。

レプリカを囲んで皆さんの瞳がキラキラ、手にした感想は・・・代表で3人の児童に感想を聞きました。

・初めて見た時、キラキラしてきれいだなと思いました。
・見た感じより意外と重かったです。
・大昔に中国からもらった金印が福岡の志賀島で発見されて驚きました。
・この金印は、卑弥呼の時代より前なのでスゴイと思います。
・金印レプリカはこれから玉川小学校で大切にしていきます。

過去帳に名前がない百姓・甚兵衛が畑で見つけた不思議な金印。「やっぱり甚兵衛が見つけた」「どこからか流れ着いたのでは」など皆さんの想像は膨らみます。

5年生全員で合唱、ステキな歌声のプレゼントをいただきました。

−小さな贈り物に詰まった大きな志−

子供たちに金印を贈り、大人は心元気で応援しましょう。これからも小さな博物館を増やしていきたいと頑張って参ります。皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

金印倶楽部
〒810-0021 福岡市中央区今泉1-10-21-901
TEL:(092)737-5430 fax(092)737-5432 mail:kinin@kinin.com

【過去の贈呈式の様子はこちら】



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