花村仁八郎 燦くる~ずでクルーズを普及

1908年03月30日~1997年01月04日
嘉穂郡飯塚町生まれ / 1989年05月14日豪華客船ふじ丸でアジア太平洋博に海から参加。野鳥とクルーズを愛した財界の政治部長。
郷土福岡から「人生80年時代の生き方」を発信しようとボランティア文化団体・金印愛好会と金印倶楽部の会長を務める。(1985年~1997年)特に遣隋使、遣唐使が出た博多初の豪華客船の旅を提唱され、1989年殻1994年まで毎年船旅を楽しまれた。
「燦くる~ず」は西日本新聞社と金印愛好会で企画され、JTBが旅行主催して日本初の豪華客船による旅として1989(平成元)年にスタートする。1990年7月、ふじ丸船上で誕生した金印倶楽部が余暇の時代のシンボル事業として、1994年の「香港くる~ず」まで事業を継続。企画運営に携わった会員の小山ムツコが、余暇元年にしようと提唱した1992年までプロデュース。その「洋上大学」とイベントが人気イベントとして恒例化していった。「日本人とは何か」講演会、船上盆踊りや仮想大会などは、燦くる~ずならではの人気番組になった。
恒例化した燦くる~ずは、1995年より「博多」発日本一周の「人生80年時代の究極の旅」として毎年、西日本新聞が企画、JTBの主催事業で実施されている。

1989年05月12日~21日燦くる~ず上海‘89(横浜~博多~上海~博多)

クルーズ元年事業として、豪華客船ふじ丸(2万3340総トン)で5月12日横浜から出向し、14日午前、福岡市制「100周年記念アジア太平洋博覧会(よかトピア)に海から457名と共に参加する。博多港で永倉三郎(九州山口連合会会長・福岡上海倶楽部会長)日中友好平和条約締結10周年使節団ら452名にバトンタッチする。 乗船者910名
※上海では経済・囲碁・絵画の日中船上交流を開催。上海倶楽部訪中団(会長永倉三郎)が上海市庁舎を訪問し、ソ連ゴルバチョフ書記長との会見直後の朱鎔基上海市長(首相就任)に会見する。5月19日の22時に上海港を出港し翌日船上で「北京で天安門事件。戒厳令発令」のニュースを知る。

1990年07月12日~22日燦くる~ず香港‘90(横浜~神戸~博多~香港~博多)

金印倶楽部会長・洋上大学の学長として全航程に乗船。三大架橋(横浜レインボーブリッジ、瀬戸内架橋、関門架橋)を楽しみ、山本七平の「日本人とは何か」を傾聴し、盆踊りに参加する。神戸では花博を見学、博多港では金印倶楽部の発足総会に出席、香港ではヤオハン本部の和田会長を訪ねる。
 金印倶楽部は主催事業である「余暇にたいする提言」受賞者10名(応募210名)を招待する。乗船者1026名

1991年12月17日~18日プレイベント飛鳥レインボークルーズ(神戸~博多)

日本郵船の飛鳥(2万9000トン)のお披露目クルーズに乗船。博多港で船上パーティ「鴻臚館の夕べ」を開催、参加者400名。 乗船者300名。

1992年06月19日~28日渤海を行く燦くる~ず(横浜~博多~大連~天津・北京~博多)

日中国交正常化20周年記念、西に日音新聞社創刊115周年記念の余暇元年事業として飛鳥に乗船。経済視察団団長として大連、天津、北京の各市長と孫平化中日友好協会会長を訪問する。国宝金印をデザインした山口玲子さんの作品「金印パッチワーク(2.8mx2・8m)」を掲げ、北京天安門の人民大会堂で日中国交正常化20周年の夕べで乾杯の音頭をとる。洋上大学で作家・元文化庁長官の三浦朱門さんと中国文学者の守屋洋さんの「日本人とは何か」を楽しむ。乗船者936名

1993年07月01日~9日 遣唐使のルートを訪ねる燦くる~ず‘93(横浜~高松~博多~寧波(にんぽう)~博多)

コシノジュンコ、コシノ綾子さん親子が乗船し賑やかな船旅を楽しむ。「日本人とは何か」を語った梅原猛さんは寧波で下船し、河ぼ渡(かぼと)遺跡を訪ねる。長江下流の河ぼ渡(かぼと)遺跡は7千年前の稲作遺跡であり、稲作農業葉が5千年前雲南地方に起こり、3千年前にの長江の下流に到達したという通説を覆す世紀の発見をする。乗船者662名

1994年07月08日~17日 豪華客船「飛鳥」で行く究極の香港 燦くる~ず‘94(横浜~博多~香港~博多)

シンポジウム「集の原理と戦略」を開催。「日本人とは何か」の講師 木村尚三郎さんは「90年代は知的大航海の時代である」と「古今東西、先が見えない時代になると、人は旅に出る」と語った。この地球上に未知の地は無くなった。あるとすれば、それは人の心の中か、歴史の時間の中であろう。人々は歴史のロマンを求めて新たな航海に出る。九州国立博物館誘致の音頭をとる会長は博物館の時代を想定し、「小さな博物館運動」の構想を固める。最後の船旅は稲生和久さんも乗船し、100万ドルの夜景を堪能し出港する素晴らしい船旅であった。


OBAIESEC: 『人生のプロペラ、回転良好』

経団連と花村仁八郎の時代
玉置 和宏
社会思想社
売り上げランキング: 1121409
政財界パイプ役半生記―経団連外史
花村 仁八郎
東京新聞出版局
売り上げランキング: 855473

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする