アルバート・アインシュタイン 相対性原理講演会

1879年03月14日~1955年04月18日 
ドイツ生まれ / 1922年12月24日、福岡市大博劇場で3千人に講演したノーベル物理学賞受賞者。

福岡日日新聞に掲載されたメッセージ

「私に深い印象を与えているものは、この地球という星の上に今もなお、こんなに優美な芸術的伝統を持ち、あのような簡素さと心の美しさとを備えている一つの国が存在しているという自覚であります」
出版社「改造社」の招きにより、11月17日から12月29日までの43日間、日本に滞在、全国10カ所で講演を行った。ノーベル賞に決まったばかりでもあり、熱狂的な歓迎を受ける。福岡での講演が最後で、前日の12月23日には門司三井倶楽部に宿泊した。
福岡での講演内容は12月26日から12回にわたって福岡日日新聞(現西日本新聞)に掲載されたが、博士は帰国に先立ち福日を通じ日本国民に挨拶を送った。


1938(昭和13)年09月23日、ニューヨーク州での世界博覧会で、アインシュタインのメッセージ等が入った5000年後へのタイムカプセルが、埋設された。

帰国に際に残したといわれる、有名なメッセージ

「近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない。一系の天皇を戴いていることが、今日の日本をあらしめたのである。私はこのような尊い国が世界に一カ所ぐらいなくてはならないと考えていた。世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か争いは繰り返されて、最後の戦いに疲れる時が来る。その時人類は、まことの平和を求めて、世界的な盟主をあげなければならない。この世界的盟主なるものは、武力や金力でなく、あらゆる国の歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でなくてはならぬ。世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る。それには、アジアの高峰、日本に立ち戻らなければならない。我々は神に感謝する。我々に日本という尊い国をつくっておいてくれたことを」

なぜ、今、アインシュタインか?

1905年、ドイツ生まれの理論物理学者・アルバート・アインシュタイン(1879~1955年)が「特殊相対性理論」「光量子仮説」「ブラウン運動論」の三つの論文を発表。私たちの世界観を一変させてしまった。その理論は、時間と空間についてのまったく新しい考え方で、宇宙の仕組みをはじめ、その発生や消滅などの大問題を解くきっかけとなる画期的なものであった。今年はこの歴史的事件から100年目である。
1920年ノーベル物理学賞を受賞。翌年世界遊歴の途次、改造社(出版社)の招きで来日したアインシュタイン。四十三日間の滞在中、全国八カ所で講演を行った。最後の福岡では、当時の福岡大博劇場で相対性原理講演会に臨んだ。聴衆三千人余、全九州及び山口、広島からも集まった。
また、福岡日日新聞を通して、「私に深い印象を与えているものは、この地球という星の上に今もなお、こんなに優美な芸術的伝統を持ち、あのような簡素さと心の美しさとを備えている一つの国が存在しているという自覚であります」というメッセージを残した。
大正デモクラシー期のあの熱狂、戦後の昭和現代史への隠然たる刻印を捺していく長期にわたる影響、それらを見る時、それはまさにアインシュタイン・ショックとしか表現し得ない。2005年が国際物理年ということもあり、アインシュタインの科学思想の今日的意義、パラダイムの変革者、ユダヤ人としての自覚、貴重な人間性など、そして日本人へのメッセージ、警告を多角的に汲み取っていかねばなるまい。核兵器の恐怖も消えない今、戦後60年の今だからこそ。
ふくおか未来立志塾塾頭代 行田邊 皓俊 氏

ラッセル=アインシュタイン宣言

1945(昭和20)年8月06日午前8時15分30秒、B59「エノラ・ゲイ号」が広島市に原爆を投下。人口40万人のうち23~27万人が即死か5年以内に死亡する。10年後の1955(昭和30)年、ノーベル物理学賞アルベルト・アインシュタインは哲学者バートランド・ラッセルらと共に世界各国に核兵器の廃絶を呼びかけるラッセル=アインシュタイン宣言を発表。
アルベルト・アインシュタイン – Wikipedia
Einstein Congress
特別展 アインシュタイン 日本見聞録 2005.12.20(Tue)-2006.02.26(Sun)

相対性理論
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コメント

  1. ハブ より:

    「帰国に際し残したといわれる次の有名なメッセージ。」
    は「世界の盟主」と言われる文章ですけど、
    それはこんにちではほぼ捏造だということがわかってます。

  2. ハブ より:

    実際はその文章は田中智学という思想家の言葉のようです。