運営:ふくおか新遊民倶楽部(旧二〇〇七年の会)


開催趣旨

  • 破壊されて来た環境をどう修復するのか?
  • ガタガタに壊れて来た『グローバル経済システム』をどう修復するのか?

混沌を極める21世紀の今、私たちにはあまりにも大きな問題です。
しかし、地球とか人類とかの前に、先ず私たち日本人いや自身の在り方や生き方が問われるべきでしょう。それは敗戦で与えられた自由主義、自分たちの手で勝ち取ったものではない民主主義がもたらした全体、個々人の人間力の低下を修復するのが根本だと言えます。
時代に適応できる性格、能力、そして志をいかに育むかは、何時の世にも問われる生き方の重要な課題です。

今、私たちに求められているのは如何なる状況にも対応できる人間力の養成です。

特に急がれるのは、困難を乗り越えるチャレンジ精神と、未来への羅針盤と言われる歴史に培われてきた伝統的精神(アイデンティティー)、深く豊かな教養の涵養です。

今こそ仕事人間である前に独りの人間として、各人が天から与えられた人間力を高めるために、先ずは「志を強める」時です。

今般、岬龍一郎氏を講師に迎え、『今やらずして何時やる、俺がやらずして誰がする』と燃える畏友の志を伝えたく、標記「福岡みさき塾」第2年度を開塾致しております。

入塾要綱

塾生 人間力(性格、能力、願望)を高めようと志す者
塾生心得
・自己革新を目指し、精勤,皆勤に努める。
・「人間道」と「学問のすゝめ」(岬龍一郎著 PHP文庫) を熟読する。  
・電子辞書を携帯する。
教科 「日本人の名著」を読む』(岬龍一郎著 致知出版社・絶版)を教材として古典と歴史上の人物を取り上げて「豊かな生きる力」を育みます。
日時 偶数月第3土曜日 ・講座18時〜20時 ・会食20時〜22時
平成23年 2月19日、4月16日、6月18日、8月20日、10月15日、12月17日
会場 あすみん (福岡市NPO・ボランティア交流センター)
会費 年会費1万円*途中入会は月割りです。
参加費1回 5000円  会食費 3500円〜4000円 *体験研修できます。(年会費不要)
内容 (1)主宰者挨拶 当月テーマの背景
(2)2月杉田玄白 「蘭学事始」 4月佐藤一斎「言志四録」 6月頼山陽「日本外史」  8月二宮尊徳「二宮翁夜話」10月佐久間象山「省諐録」12月橘曙覧「独楽吟)
(3)質疑応答
(4)会食 場所を変え懇親の場で人間力を磨きます。出来る限りご参加ください。

講師紹介

作家・評論家。昭和21年長崎県生まれ。早稲田大学(西洋哲学専攻)を経て、情報通信社社長、スカウトされ出版社の役員を歴任。「古典の中には人生の指針が秘められている」という言葉に出会い、これからはいい生活より、いい人生を求めたい。お金より時間、物よりも心が豊かでありたいと真剣に思う。日本人としてのバックボーンを打ち込めるような作家を志、著述業の傍ら人材育成のための「人間経営塾」を全国10ヵ所で開催。

また国家公務員・地方公務員幹部研修、知恩院 仏教大学、大手企業研修などの講師を務め、「上に立つ者の人間学」を説いている。氏は特に福沢諭吉の『学問のすゝめ』の読書を推薦する。

主な著述に『新渡戸稲造 美しき日本人』『中村天風銀の言葉』『お金持ちより時間もち』(以上KKベストセラーズ)、『いまなぜ「武士道」か』『内村鑑三の「代表的日本人」を読む』(以上、到知出版社)、『「上に立たせてはいけない人」の人間学』『新武士道』(以上講談社)、『言志四録』『学問のすゝめ』『仕事論』『人間道』、翻訳書に新渡戸稲造著『武士道』(以上PHP文庫)など多数。今年6月『欲しがらない生き方〜高等遊民のすすめ』(角川書店)を刊行。


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