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運営:福岡スピリッツプロジェクト(iSEN、ふくおか新遊民倶楽部)

過去記事

1885年08月22日~1981年3月07日
宗像市生まれ
民族経営を貫き、メジャーに抗し、1953年イラン石油を輸入した出光興産の創業者。出光美術館を設立する。

鮮やかな日本人 出光 佐三 物語

 出光佐三は明治十八(一八八五)年、宗像市赤間で藍問屋の次男として生まれた。

 神戸高商に進学後、なんと一商店に就職。神戸高商・水島銕也校長の「士魂商才」の教えを胸に商売の基礎を学んだ。しかし実家が倒産、窮地を救おうにも資金はなかったが、佐三の人間性に惚れ込んだ神戸の素封家が巨額の資金を提供。それを元手に同四十四年、門司に創業したのが機械油を扱う出光商会だ。

日本のコールドチェーンのパイオニア

 今、私たちは、山国に住んでいても、すぐに新鮮な海の魚が食べられます。また、都会の中でも、遠いところから昨日とれた野菜や絞りたての牛乳が、即時に口元に届きます。いつもは気にも止めていないことですが、なぜでしょうか。それは、生産地の取れたてのものが、すぐに定温冷凍車で日本の隅々まで運ばれ、消費者のもとに届くシステムが出来上がっているからです。

 この仕組みを日本で初めて考え出し国産第1号の冷凍車を作り、今日のコールドチェーン(冷凍輸送)の礎を築いた人、それが、富永シヅです。そして国産初の冷凍車はここ福岡で誕生したのです。